「ダメーー!!!!」
響き渡る息子の声。
まあでかい。どっからそんな声出るの。
ママびっくりだよ。
これ、ある日の参観日での一場面です。
突然ですが質問です!
お子さんはパニックを起こすことありますか?
そうですね、起こしますよね。
そして、その対応、困ってませんか?
困ってない?
あ、じゃあ今日のブログはここまでです。
(嘘です)
今日は冒頭の息子の大絶叫について
パニックの原因や仕組み、対策について
お伝えしていきます!
なんで、すぐパニックになるの?
・モノをなくすとパニックになる
・いつもと違うことがあると不安で動けなくなる
・急な予定変更が苦手
・モノの位置が変わると怒り出す
発達障害を抱える子どもは、
予定の変更や変化が苦手なことが多いですよね。
逆に言えば、自分の予想通りであれば安心できます。
特に不安が強い発達障害の子どもは
いつもと同じ状況にいることで安心感があります。
違うとなったら一気に不安が
爆発してしまうことが多くあるんです。
これがパニックです。
かんしゃくが怒りや欲が原因で起こる
事に対して、
パニックは不安が原因で
起こることが多いです。
かんしゃくはまだこちらの声が届く余地が
ありますが、パニックになるとそうはいきません。
そりゃそうです。
「いつもと違う」という不安
が原因なんですから。
突然目の前にライオンが飛び出して来たら
怖いですよね、不安ですよね。
「まあまあ大丈夫、ただの大きな猫ちゃんだよ」
って言われて納得できます?
お子さんがパニック中はそういう気持ちだと
思っていただけると幸いです!
ある調査では
発達っ子の子育てでの困りごとの
半分以上がかんしゃく、パニック対応
でした。
では、困りごとの大部分を占めるパニックの
攻略に入っていきたいと思います!
困ったときに助けを求められるか?
お子さんの年齢にもよりますが、
お子さんにとっての安全地帯というものが
あると思います。
保育園だったら先生だったり、
小学生だったら保健室や支援級だったり。
まずは安全地帯を確認してください。
そのうえで、大事なことは
【作戦会議】です!
議題は
【困ったときに助けを求められるか】
【不安になったらどうする?どこへ行く?】
です。
生きている以上、
突然目の前にライオンが飛び出してくることだって
あり得るわけですよね。
あの、武井壮さんはライオンと遭遇した時の
シュミレーションもしていましたよね。
TVでは皆さん笑っていましたが、
そういう事なんです。
発達っ子の周りは不安でいっぱい。
私たちのライオン級の出来事が
毎日起こっているかもしれません。
だんだんと大人になれば
ライオンが出てくる可能性が
かなり低い事が分かりますが、
小さいうちは難しいですよね。
その不安を取り除くために
見通しをつけることが必要です。
対ライオンで言ったらシュミレーション。
最悪の場合を想定して
作戦会議してくださいね。
たとえば冒頭の息子の場合。
参観日でおもちゃを片づけることが
出来ず、お友達が良かれと思って
片づけてしまったことで
息子の世界観が壊されてしまい
不安になってパニックになり
大声を出した。
という事がありました。
参観日でおもちゃで遊ぶ時間がある。
「先生が終わりって言っても片づけたくなかったら?」
「お友達が息子君が遊んでいる
おもちゃ片づけちゃったらどうする?」
「大きい声だしたくなっちゃったらどうする?」
こうやって何パターンか
不安になった時の対応を
お子さんと決めておくと良いです。
今すぐできる、作戦会議
お子さんにお伝えしてほしいことは
「困ったら先生(大人)の顔を見ること」
「合図を決めておこう」
大事なことはお子さんが
自分で選ぶこと!
親が出来るのはお子さんに合わせた
選択肢の提示と先生との作戦会議です。
人間は人から指示されたことよりも
自分で決めたことの方が納得して
行動に移しやすいのです。
そしてその成功体験を積むことで
「こうすればうまくいく!」
というパターンを学びます。
そして大人を信用できる
と実感してもらえるのです。
最後に
かんしゃくほどではないですが、
パニックも予防できます!
これがうまく回るとパニックの回数は減ります。
まずは作戦を1つでもいいので
立ててみてくださいね!
パニックの予防に最適な
作戦会議について
もっと知りたいママは
公式ラインから相談してください。
それでは次の記事でお会いしましょう!
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