「あれ?うちの子、ちょっと浮いてる…?」
息子をお迎えに行った時に感じた
小さな違和感。
その違和感をたどり続けて
やっと療育に繋がった我が家。
この違和感の最初の入り口に立った時
どうやって動けばいいのか、
私の経験も踏まえて解説します。
周囲のお友達と比べて
なんか違うような気がする…
そんな小さな違和感があると
ちょっと心配になってしまいますよね。
ですが、このサインを
早めにキャッチできれば、
親としてできるサポートも
ぐっと広がります。
この記事では
発達が気になるサインの見つけ方や
気づいたときの対処法について
実体験も交えて解説します。
肩の力を抜いて読んでみてくださいね。
早期療育って?
「早期発見、早期療育」
という言葉を知っていますか?
言葉の通り、早期に発見をして
早期に療育に繋げましょう。
という意味です。
なぜ早期にこだわるのか?
その理由は3つあります。
1.子どもが自分らしく成長できる
発達の違いを早期に理解し
支援をしていくことで
子どもが自分らしく成長するための
基盤を作ることに繋がります。
2.親自身の負担を軽くするため
「なにも分からないまま不安に悩むより、
何か出来ているという安心感」が生まれ、
子どもとの向き合い方にも
自信を持てるようになります。
3.子ども自身の安心感
療育では子ども自身も
「理解されている」という安心感を
得られるので、
自己肯定感を育むことにもつながります。
発達が気になる子どものサインとは?
では次に、実際にどのようなサインが
見られるかを具体的にご紹介します。
1.言葉がゆっくり
言葉を話し始めるのが遅かったり
言葉の理解が進んでいない場合が多いです。
簡単な指示を理解しにくい、
言葉が少ないなどの兆候が見られます。
2.社会的行動が苦手
他の子に興味がない。
特定の人にしか興味を示さない。
目が合いにくい。
等、コミュニケーションが
苦手な子が多い傾向があります。
3.感覚に対する反応が独特
音や光に対して過敏に反応したり、
特定の触感や味などの刺激に
強くこだわることもあります。
例えば周囲の音に反応して耳をふさいだり
車のタイヤが回るのが好きで
ずっと回している、などですね。
4.特定の行動にこだわる
決まった順序やルーティンに固執し
「いつもと違う」が苦手な子が多いです。
毎日同じルートでないとかんしゃくを起こす。
この服じゃないと着られない。
偏食で決まったものしか食べられない。
など子どもにとって
安心につながる行為ではありますが、
親としては困る行動も
実はサインの一つだったりします。
よく「育てにくい」といわれる
発達障がい育児。
息子の場合は全部当てはまっていました。
発達のサインに気が付いたらどうするか
では実際、サインに気が付いた場合は
どのように動けばよいのでしょうか。
ご説明しますね。
1.「普段子どもと関わっている育児の専門家に聞く」
息子の場合は通っている保育園の先生が
違和感に最初に対応してくれました。
実際、発達外来の受診などは
受診までに半年待ちだったり、
受診することにも紹介が必要だったりと
ハードルが高いことが多いです。
保健センターでも
「今は小さいから様子を見ましょう」と
言われてしまったり…
その点、普段子どもと
実際に関わってくれている
先生は子どものことがよく見えています。
日常生活のどんなところに困りごとを
抱えていて、どんな対応をしているか
などよくご存じのことが多いので
まずは最初に聞いてみましょう。
保育園や幼稚園に通う前なら
支援センターの先生に聞くのもいいです。
よく、かかりつけの先生に聞かれる方も
いらっしゃいますが、
その医師の専門分野によると思います。
普段から発達障がい児と関わる先生なら
良いのですが、病気だけを見る先生だと
経過観察になる可能性があります。
私もかかりつけ医2人に聞きましたが、
それぞれ見解が違ったので逆に
混乱した記憶があります。
2.子どもの行動を記録する
動画、メモ、SNSなんでもいいです。
気になる行動やサインが見られるときは
メモをとっておくことをお勧めします。
後で相談する際に情報の整理もしやすく、
客観的な判断の手助けにもなりますよ。
3.日常での接し方を工夫する
子どもの特性に合わせた行動や
シンプルで分かりやすい言葉を使うこと。
視覚支援をすることなど
子どもの理解力に合わせた接し方をすると
落ち着くサインもあります。
今日からできる簡単な観察習慣
最後に今日からすぐに始められる
簡単な観察習慣について
ご説明します。
1.観察のポイントを意識する。
ほかの子どもと接するときや遊んでいるとき
どんな様子ですか?
特に日常生活での違いに気が付けると
早期の対応がしやすくなります。
2.記録をつける
育児日記やメモ、ノートなどに記録を残しましょう。
言葉の発達や、子どものこだわり、
感覚への反応など気になることは
どんどんメモしておきましょう。
このメモが将来受診をするときや小学校に上がるときなど
大活躍します。
3.気持ちを吐き出す習慣をもつ
発達っこやグレーゾーン育児は
一人で抱え込めるものではありません。
地域の相談機関や友人、SNSなどどこでもいいので
不安や悩みを吐き出す場所を作ってください。
子どもが大きくなるにつれ
問題はどんどん出てきます。
その時に誰にも言えずに抱え込んでいたら
あっという間に親の方がつぶれてしまいます。
終わりに
発達障害は脳の先天的な特性です。
この障害特性自体を治療することは難しいです。
ですが発達障害がある子どもに対して
早期からその子に必要な支援を開始することで
将来起こりうるトラブルを
避けられる、と考えると
ちょっとやってみようかな、と思いませんか?
無理なく少しずつ、出来ることから
始めてみてくださいね。
これってサインなのかな
と迷ったら私に相談してください!
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