負けるとかんしゃく!発達っ子の「勝ち負け思考」を和らげる方法と私の反省。

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「もうやだ‼」


負けそうになると
かんしゃくを起こす子
居ませんか?


息子がそうでした。
神経衰弱が大好きな息子。


ただ、負けそうになると
毎回かんしゃくを起こすしていたんです。


カードを投げたり、
部屋を飛び出したり、
泣いたり…


親としてもあまり
楽しめませんよね。

発達っ子は
何らかの「こだわり」を
持っていると言われています。


こだわりは、どんな人にも
多かれ少なかれあると思います。


例えば、部屋の掃除でごみは落ちてても
気にならないのに、お風呂の水滴は
全て拭き取らなきゃいけない。


洗濯ものは数日ためても平気なのに
干し方はタオルをきっちり干さないと
気が済まない。

などですね。


普段は意識せずとも
こだわりってありますよね。


人に迷惑をかけなかったり、
生活で支障が出るとかじゃなければ
こだわってもいいんです。


しかし、発達っ子のこだわりは
私たちのこだわりとは違います。


「ええ…そここだわるの?」

というような部分にこだわりがあったり、
独特なこだわりだったりで
とにかく分かりにくい!

息子にもこだわりは多くありますが
その中の困ったこだわりに
「勝ち負けにこだわる」という事がありました。


一番じゃないとかんしゃくを起こしたり
泣き出されてしまうと
だんだんこちらもイライラしまいます。

そのため
「もう息子と遊びたくない!!!」
と言ってしまい、さらにかんしゃくが
悪化することも日常茶飯事。

そんな勝ちにこだわる息子でしたが、
今は勝負に負けても
「悔しいけど、ここが悪かったね」
と落ち着いていたり、悔しがっても
かんしゃくで暴れることは減りました。


今日は子どもの勝ち負けにこだわる
「勝ち負け思考」を少しでも和らげるテクニックを
お伝えしますね!

勝ち負けやマイルールへのこだわりの理由

子どもは2~3歳ごろになると
「イヤイヤ期」があり、
自我の芽生えが出てきます。


ある程度のこだわりやワガママは、
定型発達の子どもでもあります。


では発達っ子のこだわりって、
一体何なんでしょう?

なぜ、これほどまでに
強いこだわり」があるのでしょうか?

もしかしてしつけのせい?
甘やかしすぎた?


そんなことはないのでご安心ください!

発達障っ子は、生まれ持って脳に特性があります。


変化や変更が苦手で、
一度決めたり、一度思い込んだら
それをなかなか変えることができない

という特徴があります。

 毎日同じ、
いつも通り、
毎日のルーティンが心地よく
安心するのです。

また、好きなことや心地よいことを
繰り返して楽しんだりすることもあります。


心地い事や楽しいことは
人間やりたくなるものですよね。


また、マイルールで時間や回数を決めて、
それを「必ずやらないといけない」
と思い込んでいることもあります。

これをこなさないことは、
本人にとっては許されないのです。
これがマイルールにこだわる理由です。

こだわりの強さがある子へのNG対応

こだわりは、脳が発達して
柔軟な考えができるようになってくれば
だんだんと減ってきます。


なので今こだわりが強かったとしても、
ずっとこのままひどい
というわけではありません。

ですが、これだけは気を付けてください。
それは「子どものできないことばかりに注目すること」

「またかんしゃく」
「早く片付けて!」
「何してんの!」

息子が3歳の頃、私本当に最低な対応を
息子にしていました。
注意というよりはもはや暴言です。


とにかく息子の出来ていないことばかりに
注目して、ひたすら怒っていました。

その結果、
良いことは一つもありませんでした。


注意ばかりされていると
息子はどんどん自信がなくなり、
情緒も不安定になりました。

安心を求めるため
こだわり行動もよりエスカレートしていきました。

ママが怒れば怒るほど
子どものこだわりが酷くなる可能性もあるのです。

まさに負のループです。

ではこの負のループを抜け出すには
どうしたらいいのでしょうか。

こだわりとかんしゃくに効果があるテクニック

それは「ほめる」という事です。
私はほめることの本当の意味を
知りませんでした。


良いことが出来た時、成功した時を
ほめる時だと思っていたのです。

結果だけを求めていました。


「ママにほめて欲しかったら頑張ってごらん」
という無意識のメッセージを
息子に送っていたのです。


息子は一生懸命頑張っていたんです。
頑張っている自分を
ほめて欲しかったのです。


私は無意識のうちに
勝ち=成功
を息子に刷り込んでいました。


勝てば、ほめてもらえる。


だから息子は頑張っていたんです。


でも私は息子の頑張りを見ては
いませんでした。

そうすると頑張っているのに
ほめてもらえない息子は
どんどん不安定になります。

まだ3歳でしたから、当たり前ですよね。


不安定にさせたのは私です。
その結果、こだわりを強くさせていたのです。


ほめることは「認める」ことです。
今できていることを肯定する。
それだけです。


「ごはん、食べたね」
「着替え、出来たね」
「カード、並べられたね」


こんな風に出来ていることを
伝えてあげてください。



そして、感謝の気持ちも伝えてください。


「お手伝いしてくれてありがとう」
「持ってきてくれたんだね、ありがとう」
とにかく、してくれたことに感謝を伝えます。


この方法を始めてから
息子の勝ち負けへのこだわりが
徐々に和らいでいきましたよ。

最後に

いかがでしたか?

子どものこだわり行動は
確かに大変で、出来ればやめて欲しいもの。

でも、それは不安からくるものもあります。
3歳という年齢は
まだ言葉も上手に話せない年齢。

そんな子どもが
大きな不安を抱えていると気が付けば
自然とママの態度も変わるはずです。

全部やるのではなく、
普段の生活に少しずつ取り入れて
みてくださいね!

笑顔で過ごせる時間が増えますように!


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