「ほいくえん、行きたくない!」
駐車場で響き渡る息子の大声。
さあ、今日も盛り上がっていきましょう。
レッツ登園しぶり!
という感じで息子は年少の頃
毎日登園しぶりをしていました。
その前の未満児で通っていた保育園では
毎日楽しそうに通っていたのに
なんで年少になって突然!?
このままだったら仕事に行けないし…
と毎日戸惑っていたことを覚えています。
「ママだっこ!」「いかないで!」
「ママとお家にかえる!」
と大声で泣きわめきながら私にしがみつく
息子を引きはがして仕事へ行く…
毎日が闘いでした。
そんな息子は今では私を一切振り返らずに
教室へ入っていくようになりました。
今回は我が家がどうやって対応したか、
ご紹介します!
原因と、実際にやったこと
①ママと離れなくない
最初に考えたことは母子分離不安です。
子どもは「お母さんから見守られている」
という経験を通じ、
少しずつ自立し、
ママとの距離を取っていくことができます。
ですが発達っ子の場合は
この距離感がうまくつかめない場合があり、
ママと離れられないことがあります。
その理由として
・不安が強い
・他者視点が難しいため、
「ママは見守ってくれている」
という理解が得られず不安が残る
などがあります。
発達っ子は
「見えないものを感じ取りにくい」
という特性が強い子が多いです。
そのため
「ママがいないけど、自分のことを
どこかで見守っていてくれるから大丈夫!」
という安心感を持つのに時間がかかります。
この他者視点の低さからくる不安に対しては
「〇〇のこと、見ているよ。そばにいるよ」
といった直接的な言葉を伝えることが効果的です。
私はここを徹底しました。
「ママには息子がどこにいてもよおく
見えている。だから息子は大丈夫。」
「ママの大事な息子君、頑張ってるの
よく見えてるよ。」
と頻繁に声をかけ続けました。
すると登園しぶりが少しだけ
和らいだように感じました。
子どもを無理に引き離そうとするのではなく、
少しずつ距離を取れるように目指しましょう。
ですが、まだ定期的に登園しぶりは
続いていました。
原因は母子分離不安だけではなさそうでした。
②幼稚園、保育園に嫌なことがある
それは誰だって行きたくない!
となりますが、
発達っ子は色々な理由で
失敗を重ね、自己肯定感が低くなりがち。
例えば「運動の不器用さ」
によってはさみやお絵描きが苦手だったり
お外遊びでの体を使った運動が苦手だったり
すると自信の低下につながっているかも
知れません。
また、ASD傾向のある子は
先の見通しがないと不安です。
新しい活動が始まったり
あいまいな指示やルール理解が難しいことによって
不安が強くなっていることもあるかもしれません。
息子は特に、運動会や、音楽発表会など
イベントの前になると
登園しぶりが頻繁に起こりました。
とにかく先の見通しが立てられるよう
担任の先生と何度も作戦会議をしました。
登園しぶりから抜け出すために
登園しぶりって本当に時間との闘いもあるし、
親も子どももしんどいですよね。
何よりみんなと楽しく遊んでほしい
と思ってしまうのも親心。
毎日、笑顔で「いってきまーす!」と
行ってくれたらどんなに楽だろう…
と一瞬でバイバイして去っていく
同じクラスの親子たちを見ながら
息子を引きはがす毎日。
何とかしようと思う気持ちはあるもの
そこにこだわってしまうと
良いことは一つもないと
私は息子の登園しぶり対策で学びました。
大前提として、
登園する、登園しようとするだけで
お子さんは頑張っています。
そんな時は子どもが
逃げ場所作りが大事です。
例えばダンボールハウスの中。
適度に狭くて暗い、
でも周りのお友達の気配も感じる、
というのは意外と安心出来るので、
息子の園でも先生が導入してくれました。
また、安心出来るような隣の部屋に
避難することもいいですよね。
息子は4歳の頃1日の半分を
教室の隣で過ごしていたことも
ありました。
また、お子さんの安心グッズの1つを
園に持って行くのはどうでしょうか?
もちろん、先生に確認してからですが、
息子は大好きなポケモンシールを
水筒に貼ることで元気が出て頑張れましたよ。
最後に
いかがでしたでしょうか。
登園しぶりはお子さんだけじゃなく、
パパやママ、全員が辛いもの。
お子さんの登園しぶりは
単なる甘えやわがままではないかも
しれないです。
お子さんがなぜ登園しぶりをするのか
一緒に考えながら
解決策を練っていきましょう!
お子さんの困りごとを
一緒に解決するために
公式ラインでも
活動中です!
不安なこと、
心配なことがあれば
ご相談してくださいね。
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