カウントダウンが通じない!ASDの息子に伝えた時間のくぎり方。

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「あと5分でご飯だよ、お片づけしよう」
「まだー!!」


「お風呂に行くよー!」
「いやあああ!!!」


毎日のように繰り返される
切替の出来ない息子との戦い。


発達っ子は、行動の切替が苦手
という特性があります。


「おやつの時間だよ」
「お風呂に行くよ」
と言っても切り替えられない。


そんな子どもの姿を見ていると
ママはイラってしませんか?


切替が苦手な子に有効なのが
「予告」です。


事前に次の行動を知らせて
心の準備をさせましょう。


というものです。
使ったことのある方も
いるのではないでしょうか。

私も何百回もやってきました。

「さあ、お風呂だ!あと10秒だよ!」
「10、9、8、7、6、5…」


「滑り台、あと5回だよー!」


聞きません。
効果なし。

ノーマルの声掛けじゃ効かないのか?
息子はエスパータイプなのか?


そうなってくると
怒ったり脅したりしていう事を聞かせる方が
楽になっていってしまうですよね。

事前予告が効果的というのに
なぜ効かないのか?


今回はこの予告の効果が
より上がる方法について2つ
お伝えしますね!

そもそも数、分かってる?

息子は年少の時、
10まで数えられるかどうかでした。


そのため
「あと5分」
「あと10回」
こういう数字が分かっていない
可能性がありました。


これが予告が効かない一つの理由です。

数がそもそも分かっていない
可能性があるのです。



自閉っ子の中には
数字やひらがな、カタカナなどが
好きな子が沢山いますよね。


でも息子は年少の時点では
数字は嫌い。


そのため
何回カウントダウンしても
分かってなかったのです。

また、数と言っても
数字、数詞、数量はそれぞれ
少し違います。

数字は数を表す記号。
1、2、3….

数詞は数の数え方
いち、に、さん…..

数量は、数の量を表したもの。
1と2どっちが大きい?というもの。

息子の場合、
何とか数えたりすることは出来ましたが
数量の概念は全くありませんでした。

そのためカウントダウンをしても
あまり意味がなかったんですね。

「ねえねえ息子君、1と2はどっちが大きい?」
「1!」


「じゃあ、1個と2個どっちが大きい?」
「1こ!(とても元気)」

「そっかあ(笑顔)」

分かってないんです。

そのためまずは
数字を覚えること、
次に数量を覚えることを練習しました。

数を覚える方法と数量の覚え方

まずは数を覚えました。


息子はジュースが飲める
ストローが大好き。

ストローを一緒に
「いーち、にーい、さーん…」
と数えます。

ここは比較的早く覚えてくれました。

そして同時にタイムタイマーの導入
しました。

時間が進むとだんだん色が減っていく
タイマーです。


数や数量の概念がない状態でも
色がだんだん減っていくことは
視覚的に有効です。

そして、数を数えるときに
「こっちは1つ、こっちは2つ」
「多いのは2つ」

おやつのグミを食べるときは
「こっちが5個」
「こっちが3個」
「多い方を食べてみよう」

と誘導してみたり、日常にある
数量のイメージを
大切にしました。

また、同じコップ2つに
それぞれジュースを入れて
「どっちが多い?」
と聞きました。


見た目で大きいか少ないかを
判断してもらうようにしたのです。

こんな感じで半年後には
何となく数量の概念が
身に付き始めましたよ。

最後に

いかがでしたでしょうか。
終りを予告してカウントダウンするのは
とても有効なテクニックですので
色々な場面で活躍できますよ。


ただ、うまくいかないなあ
というとき、我が家のような
例もあるので
ご相談くださいね!

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