「やる気スイッチ息子はどこにあるんだろ~」
息子のやる気スイッチが
行方不明です。
【悪用厳禁】
でも、使いどころを知ったら
お子さんのやる気スイッチが
すぐに見つけられる✨
今回は、褒めようが怒ろうが
「やる気が出ない子」について、
我が家の実践例と一緒に紹介します。
なぜ「やる気が出ない」のか?
子どもは「やる気がない」のではなく、
やる気を出せる脳の状態じゃない
ことがあります。
私たちの脳には、
“やる気スイッチ”のような仕組みが
もともと備わっています。
それを 「報酬系」 と呼びます。

「できた!」「やった!」と感じた瞬間に、
脳からドーパミンという
やる気ホルモンが出て、
「またやってみよう!」
という気持ちを生み出します。
つまり、
脳が喜ぶ経験=次の行動を作る燃料 なんです。
でも、この報酬系が動かない時があります。
疲れていたり、失敗体験が続いたりすると、
脳は『守るモード』に切り替わります。
この状態では
ストレスホルモン(コルチゾール)が増え、
報酬系の働きが抑えられてしまうんです。
だからどんなに褒めても、
どんなにトークンを渡しても、
脳が「今は無理」と
ブレーキをかけている状態になるんです。

そこで必要になってくるものが
『安心』です。
ドーパミンは、安心した状態でこそ
しっかり働く神経伝達物質です。
不安や緊張が強いと、
「やる気ホルモン」は
スイッチを押しても反応しません。
つまり、安心は
ドーパミンが動ける環境づくり。
そしてもうひとつ、
ドーパミンを強く引き出すのが
「誰かの役に立てた感覚」 です。
我が家の「やる気スイッチ」
息子にも、
いっそ脅さないと動けない時期がありました。
でもこのままはさすがにまずい…
と思って私が使ったのは
「○○先生、さすがだなあ〜!
もしかしてもう年長さんに
なっちゃってんじゃないの!?」
という称賛の声かけです。
先生でも、大臣でもなんでもいいので
とにかく息子をその気にさせる
ということを意識しました。

そしてこれを言うと、
息子がニヤって嬉しそうなんですよね。
その「笑い」が安心を生み、
「できた!」につながる
行動になるんです。
2つの報酬スイッチ
① その気にさせる
「もしかして、お片付けが5分でできるっていう大先生ですか!?」
「いやあ、1年生にはちょっと難しいかもしれないんだけどね…」
「さすが、有名な大臣は動きがスムーズだ!」
枕詞はなんでもいいです(笑)
とにかくその気にさせてください。
また、
「ええ!?もう終わったの!?」
とびっくり+たたえあううような喜びがあることで、
ドーパミンが出やすくなります。
② 誰かの役に立てる
「これしてくれたらママ助かるな」
「息子が「あ」の書き方知ってたら
隣のお友達が分からないとき教えてあげられるね」など、
ありがとうと言われるような行動を伝えると、
報酬系が動きます。
これは「社会的報酬」と呼ばれ、
安心感と同じくらい強力です✨
注意:「やる気スイッチ」は操作じゃない
この関わりは、
子どもを思い通りに動かすテクニックではありません。

大切なのは
「どうしたら安心して挑戦できるか?」を
一緒に考える姿勢です。
声かけの目的は、
行動をコントロールすることではなく、
「できた!」を一緒に見つけること。
だからこそ、悪用厳禁なんです🌱
まとめ
「やる気が出ない」は、
怠けでも反抗でもなく、
脳が報酬を受け取れない状態。
安心でドーパミンが働く土台を作り、
「できた!」の積み重ねを増やす。
この2つがそろったとき、
お子さんのやる気スイッチは
自然に入っていきます✨

トークンやスモールステップが
効かないときもあると思います。
そんな時にこの手もあるぞ
というヒントになったら幸いです。
あなたのお子さんはどんな時に
やる気スイッチが入りますか?
「うちはこうしてる!」
「最近スイッチが見つからない…」など、
ぜひ返信で教えてくださいね🌸
